高校受験・大学受験合格物語
今年、大学1年生になるNさんが入塾したのは、中2の2学期末でした。
英語の点数が取れない状況で、自分からと言うよりお母さんに勧められてのスタートでした。
塾に通うかどうかを考える時、Nさんが思っていたのは「英語は平均点以下だけど苦手な科目はしょうがないか」でした。
ポイント①
平均点ぎりぎり、平均点以下の科目があっても、苦手は苦手、得意科目で点数を取ればいいと思っていないでしょうか。英語や数学はまさに積み重ねの科目で自分中では、イエローカードと思っていてもすでにレッドカードなんです。
特に、成績の分岐点は中2の2学期です。
そこから、Nさんには、英語の基礎文法をテスト前以外は、学んでもらい、テスト前は、徹底して学校の範囲を単語も含めて教えました。その結果、中2の間に点数がだんだん上がってきました。
ポイント②
今までの点数よりも少しずつ点数が上がると、本人も嬉しいし、自信につながっていきます。何よりも「しょうがない」は「言われた通りにやってみよう」と思うようになります。
そして、3年生になって、実力テスト対策をしてからは、英語や数学の勉強の仕方がわかるようになっていき、高校受験は、国語、副教科の音楽の成績が良かったこともあって、公立高校の専門一次試験に見事合格しました。その後は自分の方から「高校になって、塾に行かないと高校の授業にいていけないから塾を続ける」と自分から高校になっても塾に通うことなりました。
ポイント③
自分の現実が、把握できると、目先でではなく、将来の事を考えるようになっていきます。高校は指定校推薦や公募推薦で大学に進学する人が増えているので高1からが大切になります。
高校に入学したNさんは、最初は国語が得意なので、文系に進もうかと思っていました。英検準2級にも合格しました、しかし、Nさんの中で将来の事を考えると資格を取らないと就職してもずっと継続できる仕事の方がいいのではとの想いが出てきました。もちろん、お母さんからのアドバイスもありました。
では、実際にはどんな仕事に就きたいかー保育系あるいは医療系を考えていました。ただ、そこまで子どもたちと関わろうとは思っていないし、看護師は自分には向かないとの事でした。
そこから、医療系でも技術系の仕事、例えば放射線技師や検査技師を考えるようになっていきました。
そして、大阪の上記の学科がある医療系の大学のオープンキャンパスに参加し、その大学に通っている青年を紹介して、実際の就職状況も話してもらったりしました。
医療系の大学に受験しようと決めたのは高校2年生の時でした。しかし、受験科目には数1 数Aが必須科目にあり、すでに高2の時にはその科目を履修することができませんでした。それで、塾で数1.数Aの勉強を過去問に基づいて1年で習得する計画を立てました。
ポイント④
本人が願った事に対して、話をよく聞いて、その対策を立てていき、定期的に進捗状況を確認することが合格への道行きです。
最終的には、志望大学の言語聴覚士の学科に合格し、自分は人と関わりたかったとの想いがある事がわかり、今は、言語聴覚士の国家試験を取得し、その仕事を通して高齢化社会に貢献したいとの想いを先日も語ってくれました。
まとめ:
響ゼミナールは高校受験、さらに大学受験まで一人の生徒さんの将来に関わっています。自分は将来、何を願い、どうしてそのように思うのかに気づいた時に勉強するモチベーションは生まれ、今までとは違う新しい気持ちや考えになりその意志を持って勉強に向かっていくことができるのです。
