生徒が主役の夏期講習
夏期講習が始まり数日がたちました。小学生は、全員が絵や図を描いて算数の文章題に取り組んでいます。
1時間の間に数問できて、「できました!」と元気に言うときもあれば、なかなか問題の答えにたどりつかず
あーでもない、こうでもないと一生懸命考える日もあります。
でも、何とか答えがわかったときの喜びは格別ではないでしょうか。問題に取り組むこと自体が集中力、持続力、忍耐力を育むことになります。そして、人との比較ではなく自分との戦いなのでどの子も主役です。
中学生は、今年の夏は、中1からの100の重要英文を3ステップに分けて、英文を読む、日本語に訳す、そして英文にすることを一人ひとりが全体の中で挑戦しています。自分の足で階段を一歩一歩上がっていくような実感を持つことができます。
最後に高校生は、思いきって、授業内容に中学3年間の文法の復習を取り入れました。受験を目前にして冒険かとは思いましたが、意外と忘れている箇所があり、何よりもものすごく集中するのでその後の受験レベルの長文や文法問題にも気持ちの張りが出てきます。
ともすれば、教師側が「これぐらいはできて当然」とカリキュラムを設定しがちですが、大切なことは子どもたち一人ひとりが、意欲を持って、目標に向かって勉強し、「結構、俺ってがんばったやん」と毎回感じてもらうことではないでしょうか。「主役は子どもたち」であることを忘れないようにしたいです。