Q親はどうしてそうやって決めつけるのかわかりません

塾で、子どもたちから、親や学校、社会についての不満や文句、疑問、愚痴を様々な形で訊くことがあります。私なりに智慧を絞って返答した事例や考察し、ご本人や親御さんにアドバイスしたり説明した内容をまとめてみました。プライバシー保護のため状況設定等は変更しています
Q親はどうしてそうやって決めつけるのかわかりません
私は中学3年生です。先日、学校で高校の説明会がありました。いろいろな高校の先生が説明を聞いて、商業系や工業系の高校も結構おもしろいと思ったので、家に帰ってお母さんに「専門的な高校もおもしろかった」と話したら「普通科に行きなさい」と言われました。親はどうしてそうやって決めつけるのかわかりません。

A (親御さんへのアドバイスとして)お父さんやお母さんの中には商業高校や工業高校は、専門的な勉強が主で普通科の科目の勉強量が少ないかも知れないと思っている方もいるかもしれません。
 でも、今は国家試験が取れるように最先端の技術を取り入れたカリキュラムになっています。そして。中学3年生ではまだまだ将来、何になりたいのか決めていない子どもさんの方が多いと思います。だから本人も迷っている時期です。
 もし、お子さんが専門的な高校に興味を示したらその気持ちをよく聞いてみてください。
そして漠然としていたらただ普通科にと言うより「自分がやりたいことがみつからないなら、高校に入ってから探せばいいので、普通科のほうが選択の範囲が広いと思うけど。でも、興味があるならインターネットでその学校のことも調べることができるし、先生にもたずねることもできるからね」とお子さんが自主的に高校選びができるように話すのも目標を持って勉強に取り組む一歩になると思います。