子どもの気持ちを受け止めると……
子どもの話をひたすらに聞いて気持ちを受け止めたら……
高3のH子さんは大学の内部進学を控えているにも関わらず、勉強に身が入らずお母さんはその彼女の態度を見るにつけ、「なぜ、もっと真面目にしないのか」と思い、彼女と口論が絶えなかったそうです。
前の塾では毎日通っていても一向に成績は伸びませんでした。
塾に来ても「私は、このままで変わる気持ちはないですから」と言い張るH子さん。とにかく彼女の話をひたすら聞くようにしました。すると、彼女が中学受験進学塾で、塾の先生から突然おこられ、すごすごとその場から帰り、親にも言えなかった辛い経験を話してくれました。
そのことをお母さんにお伝えすると、とても驚かれ後悔されました。
それ以後は、ご両親は上から一方的に言うのではなく、H子さんの気持ちを受けとめようとするようにされました。そうしてゆく中でH子さんも頑張ってみようという気持ちが阿智あがっていったそうです。
その後、H子さんは学校での面談でも初めてよく頑張ったと担任の先生からほめられ、無事内部進学を果たすことができました。