塾概要

塾概要
■はじめに

響ゼミナールの指導方針

こどもたちは、変わりたいと願っています。その思いを受けとめ良き縁となり、限りない可能性を輝かせていたただきたいーそれが響ゼミナールの願いです。

学力向上と人間的成長は二つで一つ

よく、保護者の方からこのようなお声をお聞きします。
「うちの子はやれはできるのにしようとしない」
「何度言っても変わらない。そんな簡単に変わるわけがない」
「自分で勉強する子はえらいけど、うちの子は無理」
そして、子どもたちはこう言います。
「やらなければいけないのはわかっているけど、集中できない」
「面倒なことはしたくない。どうせやっても点数が上がるとは思えない。ならば、勉強しても同じ」
「もう、今から頑張っても遅い。間に合うはずがない」

確かに、表面上の子どもたちの言動を聞いているとそう思ってしまうこともあるかも
しれません。しかし、その奥にある思いは決してそうではないことを、多くの子どもたちとの関わりから実感しております。

「思いが変わり、それを実際にアクションにつながることで必ず学力は向上する」
この理念を基本に子どもたちが何を悩み、本当は何を願っているのかを大切にしております。教師・保護者が変われば必ず子どもたちは変わります。

成績が上がるには理由があります。そして、成績があがらないにも理由があります。
テスト勉強をしている時にいつもどんな気持になり、その気持がどんな結果をもたらしているのかがわかれば、どのようにその気持を転換すればいいか考えることができるようになります。結果には必ず原因があります。その原因を見つけることで今までとは違う姿勢で少しずつ勉強に取り組むことができるようになります。
子どもたちが勉強という試練に向き合うことで「試練に強い人間」として成長していただく道を共に見出し歩んでいきたいと願っております。

塾の授業体制

■小学生クラス(小3~小6)

なぜ、小学生の時が大事なのか

保護者の方の中には、「中学受験をしないなら小学生の時くらい、のびのびと遊ばせてあげたい。塾は中学になってからで充分では」との思いがおありになるかもしれません。しかし、小学生の算数や国語が中学生の勉強の基礎となります。まして、英語は小学校でも導入される時が来ました。鉄は熱い内に打てと言われているように、時間だけは戻ることができません。準備された心が未来を作っていきます。

①勉強の習慣がつきます。
塾に週1~2回通い、宿題をすることでたとえ自宅で30分でも机に向かうことは勉強のライフスタイルが身についていきます。当塾では、小学5年生から理科・社会のテキストを自主勉強してもらうために配布し、おうちで保護者の方にまるつけだけをしていただいています。
こどもたちは、1ページでも着実にしてくるようになり、保護者の方も学校で教えてもらっていることが把握できるようになります。

②持続力、忍耐力、集中力がつきます。

当塾では、お子様に合わせた良質の算数文章題に取り組んでもらっています。
この問題は、国語の読解力も同時につき何よりも自分で絵や図を書いて工夫しないといけない問題ばかりです。
最初、慣れない時は頭を抱えたり、じーっと問題を眺めていますが適切なヒントを出すことで何とか自分の力で解いていこうと子どもたちは思うようになります。そして、解けたときの達成感がやみつきになります。高学年は解いた課程を式で表してもらっています。
これをすることで、どのような過程で問題を解けばいいのかあてずっぽうに足し算、引き算、掛け算、割り算が使えなくなりそれぞれの概念が理解できるようになります。

③自分の考えを言葉で表現する力をつけます。

国語の授業に際し、最初に本を読み、それについての感想文を書いてもらっています。小学生の内から自分の気持を文章にする鍛錬をしていると、中学生以上になった時の作文作成や高校生の大学入試における自己アピール文にとても役立ちます。また、話すのが苦手なお子さんでも文章がとてもすてきな方も多くおら
れます。本人が知らない新しい個性をほめることで自信につながります。
また、国語の授業では、学校の教科書ではない文章題をしています。まず、声に出して読むことで漢字を覚える練習にもなりますし、文章読解の練習につなげています。

④好奇心を育てることが好きな科目を生み出します。

英語の授業に関しては、英会話がいいのか、学校の授業の先取りがいいのか
いろいろ検討されておられることと思います。当塾では、無理なくむだなく中学校の授業についていけるようになることを目標にしています。小学生の時に単語がたくさん読めるようになったり、英語と日本語の違いがわかるだけでも中学になってスムーズに英語に取り組むことができます。フォニックスと呼ばれる音声の勉強も小学生の時しかできない大切な勉強です。

⑤決め細やかなフォロー体制

小学生の間は、お稽古事をしておられる方も多くおられます。その両立ができるように、小学生の間は時間やクラスが月~金曜日の間で自由に選べます。
また、保護者の方には個人面談を定期的に実施すると共に随時、お子様のことでご相談に応じるようにしておりますので、ちょっとしたお子様の変化にもご一緒に考え中学、高校へと安心して進学できるシステムにしております。

授業カリキュラム

■授業の流れ
1)読書(5分~10分)
2)感想文(小4以上)
3)国語読解プリント
4)算数わくわく文章題
5)小学生の6年生からは学校の授業を夏休みをめどに終了し、中学1年の学習を
行います。
6)英語は小学6年生からは授業に導入していきます。

※当塾は、中学受験をされる方は募集しておられませんが、算数文章題は中学受験を志す3~5年生の方にとっても思考力の面で力を発揮するので中学受験塾との併用も可能です。
※6年生の方は、あくまで入塾時期によりますし、個人の希望もありますので詳細は入塾時にお問い合わせください。

■中学生クラス

高校受験に向けての準備は中1から始まる

高校受験の問題の内容は、中2までが7割出題されます。言いかえれば中1中2の範囲において積み残しがあればあるほど中3になって実力テストで点数を取ることはできません。
中学校の授業はどうしても指導要綱が決まっているので、たとえば数学の方程式の文章題や図形の証明問題に何時間もかけることができません。また、英語においても文法の練習や長文読解の時間を設けることも難しい現状です。
しかし、高校入試は数学は文章問題、英語は長文問題がほとんどです。それに備えて中学校でも中3になると実力テストが実施されます。
今まで、自宅学習だけである程度の点数を取っていた人でも中3になって実力テストで点数が取れないのは、応用問題の練習が足りないことと、もう一つは、英語や数学を全体としてまとめて勉強することをせずに細切れで学習しているからです。
当塾では、学力面はもちろんのこと精神面でどのように受験に向かえはいいのかということをことあるごとに指導しています。
中1から中2、そして中3とステップを踏むことが目標の志望高合格につながります。

①少人数制クラス(5~6名)で学力定着を万全にします。

授業はその単元の基礎を全員で習得した後は、個々でどんどん問題を解いていきます。わからなかったり不安のある人はその時間に質問をしてその日習ったことをその日のうちにわかるようにしていきます。
単元別に小テストを実施し、必要に応じて再テストや残って勉強してもらう
日も、設けています。

②日頃から目標―実行―振り返りの習慣をつけていきます。

例えば、定期テストでの自分の目標を定め、そのためにどのような気持
で具体的に勉強スケジュールを立てて実行をする。そして、テスト終了後は良かった点と足りなかった点を明確にします。そして次のテストに生かすという風に自分の現実に目を向け、そこから道を開く智慧を養ってもらっています。

③自宅で学習できる自律心を育てます。
よく、高校生になって、塾に通わなくなるととたんに何を勉強していいかわからず、成績が伸びない方がおられます。当塾では、高校入試をゴールと考えるのではなく、将来自分はどのような大人になりたいのか何をしたいと思っているのかを中学生の時から考えてもらうように個人面談を通して関わっています。その時に自宅で勉強することの意味も話すことを大切にしています。
塾漬けから塾で無駄なく効率よく集中して勉強することで未来の自分の姿が見えてきます。その結果、自分から進んで自習の申し出をして来る中3生が増えています。

④保護者面談によって、教師と保護者が協力して子どもたちの可能性を支えていきます。

当塾の個人面談に参加してくださった保護者の方は「今日は来てよかったです。今まできづかなかった子どもの気持がわかりました」
「私も変わっていきます。この塾はただ、勉強だけを教えているのではないんですね」「面談に来ると元気になります」と言ってくださいます。
個人面談は保護者の方と子どもさんとの親子の絆を感じていただくことを基にその時必要なことを的確にお伝えしています。
個人面談は少なくても年に2回は実施いたしますが、その他でもご相談がある時にはいつでも時間を設定しております。

授業カリキュラム

■授業の流れ

1)今日の目標シートの取り組み(その日をどのような気持で勉強に向かうかを意識化してもらう取り組みです。)

2)通常の授業は中1の間は英語・数学を中心に授業を学校より早い予習形式で行っています。

まず、宿題の答え合わせから始め、必ず間違い直しをきっちりしてもらっています。尚、中2は理科や国語が加わり、中3になると社会も授業をいたします。

3)その日にする内容を伝え、基礎的なことは全員で演習し、その後は個人で問題に取り組むので個人的に質問が遠慮なくできます。また、クラスはチームをモットーにしていますので、わかった人はわからない人に教えてあげることで学力の底上げができ、全員でテストに掲げた目標点到達を目指しています。

4)最後は今日の振り返りで終わります。
今日の塾での授業で自分はどうだったのか。あるいは、1週間を振りかえって次週に改善できることは何かを短い時間でシートに記入し継続してチェンジ、チャレンジをしてもらいます。

■高校生クラス

できる・できないを横におき、志を抱く
大学受験に最後まであきらめずやりとげるためには、何のために大学に進学するのかを自分の中で確かにすることです。
最初は、将来何をしたいのかわからない、そのことを見つけるために大学に進みたいでもいいと思います。大切なことは自分がそう思ったことを信じることです。「こんなことを思っていても今の成績ではどうせ無理」との気持を捨てましょう。”未来へのスタートはいつも今”です。

授業カリキュラム

■授業の流れ
1)文章要約10分~15分(英語に直接関係なくても「天声人語」のような文章を読んで自分の意見を100字程度にまとめる練習をしていきます)

2)文法クラス
高校生で大学受験を目指す方にとって、英語は学年別ではなく文法と長文読解
の2つが重要です。学校の授業にあわせるのではなく大学受験を目標に文法の重要単元をひたすら解いて鍛錬していきます。

3)長文読解クラス
大学受験の合否を決めるのは長文読解力です。それには単語力と英文構造の分析力にかかっています。易しい文章から読み始め、長い文にも慣れていくようにしていきます。

※当塾は予備校と違い、あえて学年別にしておりません。英語は何度も問題を解くことで自分の身体で覚えてしまうまでの練習が必要です。受身で授業を聞くのではなく、自分の力で問題に向かい合いやる気を持続できるように関わっています。
予備校の授業では英語の偏差値が伸びない人は予備校との併用も可能です。

■最後に
このような歩みを重ねることで週3回というカリキュラムの中で公立上位3校への進学率が伸び、何よりも自分が将来何をしたいのかに気づきそのためにやる気を持って勉強するお子様が増えてきています。
高校生も引き続き塾で勉強することで、はっきりした目的を持って大学受験に向き合い、自分が勉強したい大学に合格する流れが出てきています。
また、卒業してからも塾に大学進学のことで相談する子どもさんもおられます。
自分の気持が変わればおのずと何をしなければいけないのかもわかるようになります。ひとりでも多くのお子様にこのすっきりした充実感を体験していただくことを心から願っております。