本心でぶつかる事の大切さ
本心で将来の夢を正直に伝えたTくんとお父さんとの出会い
高2のT君は、ご両親とも高学歴で自分も自然にできることが当然と思っていました。高校受験も何とか上から2番目の進学校に入学しました。しかし1学期を過ぎる頃から、朝になると頭が痛くなり、休む日が続きました。
理由を聞くと何をするにも集団で動くクラスの同級とどうしてもなじめないことがわかりました。しかし父親は初め、彼の気持ちが全く理解できず、無理やりにでも学校に連れて行くといったことが起こりました。
それで、ますます彼は行く気をなくしていきました。
将来の夢を持っているT君がもう一度高校生活を充実したものにしてほしいと願い、単位制の高校を紹介しました。学校見学に行ったT君はその学校を気に入りましたが、父親に今の学校を退学してもう一度高校を受けなおすとはなかなか言えませんでした。
今まで父親と真正面から向き合ったことが少なかったT君に本心で話すことをアドバイスしました。
T君は将来の夢を正直に伝え、もう一度一からやり直したいと父親に話しました。
その結果、父親から励まされ今は新しい学校で生き生きと学生生活を送り、自分の未来のために進んで勉強に取り組むようになりました。