心の奥の無意識の気持ちに気づく
自分と同じ苦しみを抱えた子どもたちと関わり癒したい……
高3のAさんは、中学2年生から学校に行けなくなり、3年になって教室には入らず、ずっと別室授業の状態でした。なぜ、学校に行けなくなったのかを一緒に考えていく中でAさんは、お兄さんはやんちゃでよく学校から呼び出しがありご両親が大変であったこと、
だから自分はいい子でいなければといつも無意識に思っていたようでした。
でも、心の奥では「もっと私のことを見てほしい」といった気持ちがあり、
兄との比較・競争から不登校になればご両親が心配してくれるのではという思いが
あったのかも知れないと話してくれました。
Aさんはその後、修学旅行に参加したり、クラスの合唱コンクールや体育祭にも
自分から参加することに挑戦するようになりました。
そして、高3になった今、自分と同じ苦しみを抱えた子どもたちと関わりたいとの願いから大学で心理学を学びたいと志が立ち、それに向かって勉強に取り組んでいます。