親と子はまるでFAXのようにつながっている

親と子はまるでFAXのようにつながっている
 中3生にとっては、いよいよ高校入試が近づいてきました。受験は本人にとっても大きな試練ですが、保護者の方にとってもやはり同じくらい心が揺れるものです。
日頃は「しっかり勉強しないと受験で泣く事になるわよ」と言っていてもいざ、進路決定の時期になると本当にこれでよかったのかと悩む保護者の方も多いと思います。
私の塾でも何人かのお母さんから相談の電話がかかってきます。F子さんのお母さんは受験する学校の過去問題が思うように取れなくて泣いているF子さんのことが心配で志望校を変更した方がいいのか迷ってしまうという相談です。どうしても子どものことを思うと「かわいそう、私が何とかしてあげないと」の思いになってしまいがちです。でもそのことで余計にF子さんが不安になったり、依存してくること、何よりも親と子はまるでFAXのようにつながっているとお話ししました。次の日、「先生と話をしていて、私が迷ったら本人も迷うことがわかりました。最後まで本人を信じて見守ります」と明るい声の連絡がありました。(続く)