テストの結果をどのように振り返るのかも大切です
1学期の中間テストが終わり、テストの結果が返ってきました。塾では、テストに向けての目標を設定し、そしてテストに臨み、テストが返ってきたら、良かったことも足りなかったことも振り返ることにしています。
単にテストの点数だけでなく自分がどんな気持ちでテスト勉強をして、そのことが結果とどう結びついたかを、個人面談を通して一緒に振り返っていきます。
たとえば、A君は社会が得意なのですが、今回は社会が一番点数を取れませんでした。「どうしてかな?」とたずねると「社会は取れると思って授業中、先生が言ったことをこれぐらいは覚えられるとノートに書かなかった」と答えてくれました。気持を言葉にすると「結構頑張った。これでいける」って感じでしょうか。二人で笑いながら、次回は侮らないようにしようとアドバイスしました。
B子さんは、自分が今回のテスト勉強において1週間前から自宅での勉強時間を増やすと目標を立てました。自分なりに実行して1年生のときより点数が上がったそうです。「まあ、これぐらいでいいか」といつも思っていたことがよくわかったそうです。
C君は、全教科をしっかり勉強すると目標を定めましたが、社会と国語は充分勉強をしなかったそうです。その結果、他の3科目に比べて点数が取れませんでした。「どうしてしなかったの?」とたずねると「一度取り組んでできないと面倒くさくなってやめてしまうから」と答えが返ってきました。それでは、次回に向けての改善として「自分の気持ちに負けず逃げないでしっかりと勉強する」としました。
このように一人ひとりが毎回目標を設定して勉強に取り組んでもらいます。点数が上がることもうれしいですが、何よりも一人ひとりと面談することで、勉強を通して成長していけるようにと願っています。たまには思うように成績が取れないときもあるでしょう。でもそれには必ず理由があります。そのことをしっかりとつかんで歩んでいってほしいと思っています。