響ゼミナールの保護者面談
塾と保護者がお子さんにとって、いかに良い環境を準備できるかがカギ
当塾では、保護者面談は保護者の方々にお子さんの現状をお聞きし、またお話しすることで、どのように塾と保護者の方々がお子さんの良き縁になるかを協同して考える場でもあります。
今回の保護者面談では、保護者の方から、短期間の間にお子さんの様子が変わってきたとお聞きしました。たとえば、小6のA子さんは、今まではテレビを見ていることが多かったが、今では先に塾の宿題をするようになったこと、算数の文章題が苦手だったのが自分で少ずつ考えるようになったそうです。
また、中学生のB君やC君は、自分から進んで塾に自習に来るようになったことやテスト前に集中して勉強するようになったそうです。このようなお子さんの些細なことでも変わったことをお伝えくださることで、保護者の方も意識化していただくことができるようになります。さらに、お子さんの事で不安や不満に思っておられたことをご相談していただく場でもあります。
子どもの依存心を引き出さない関わり方が大切
ある保護者の方は「本人がマイペースでこちらがつい口を出してしまう」と言われました。確かに、保護者から見れば「こうした方がいい」とは思いがちですが、自律してもらおうと思えば、その気持ちをぐっとのみこみ、必ず「今、話したことで何がわかったの?」とこどもさんにフィードバックしてもらうことの大切さをお伝えすることもあります。また、良かれと思って先にレールを引いてしまうような言動―子どもさんが考える前に「この問題集を使ったら」とか「国語はこうやってしなさによってますます子どもさんの依存心を引き出すこともお伝えしています。
先日も「つい、こんな成績ではどこも行けないと言うと子どもから「どうせ無理」との答えが返ってきました」とのお話しを聞くことがありました。それに対しては「否定的に話すのではなくあなたは必ずできると常に肯定的な言葉で始めたらどうですか」とお話ししました。するとその方は「あー私は子どものことを信じてなかったのかもしれません」とご自分から気づいていかれました。
子どもの心の成長を願って関わる親であり塾でありたい
今回の面談では保護者の方に「将来、お子さんにどうなってほしいですか」とのお尋ねすることにしました。そうすると目に見えるテストの点数やどこの高校に進学してほしいというだけでなく、「どんなことも最後まであきらめずにやり遂げる子どもになってほしい」とか「何のために勉強するのかを考えて勉強に取り組んでほしい」と言った心の成長を願う保護者の方が多くおられました。このような思いを共有することでだからその目的に向かって、勉強をしっかりやってほしいとの共通の思いが出てきて塾と保護者の方々とのつながりが深くなっていくように1回1回の面談を大切にしていきたいと願っております。