子どもたちの可能性が開くために-1

子どもたちの可能性が開くために-1
 新学期を目前に控え、塾では春期講習を実施します。当塾では、生徒さんひとり一人に春期講習にどのような願いや志を持って参加するかを初日の日にシートに取り組んでもらい、この期間毎日、勉強の目標を定め、その日には次の日に向けての改善点を記入するようにしてもらいました。そして、講習最終日には、その願いに対しての振り返り、そして自分として良かった点、さらには新学期に向けて改善点を書いてもらいました。中には「えーめんどくさい」とか「何を書いたらいいかわからない」の声も上がります。
でも、これも作文の練習も兼ねて自分が思っていることを言葉に表すトレーニングだと話すようにしています。
 春期講習に参加してくれた新中1になるK子さんは塾に入って2カ月あまりです。最初は算数が大の苦手で、お母さんから塾に入るように勧められても塾は勉強をさせられるこわい所という印象があってどうも塾に拒否反応があったようです。
 そんなK子さんも中学生になるし苦手な算数を何とかしたいとの気持ちもあって「春期講習に向けて少しでも算数がわかるようになりたい」との願いを書いていました。
 塾に入った最初の頃は、少しわからないと「うー」と声を出してパニックになっている様子でした。でも、そのたびに「落ち着いて取り組めば必ずできるようになるから何回も問題を読もう」と励まし、苦手なパターンの問題を1ヵ月近く何度もやってもらいました。
 そのかいあってか春期講習中におこなった算数のテストでは、高得点が取れました。
 そして、春期講習の最終日にK子さんのシートにはこのような感想が書いてありました。
 「以前は、苦手で嫌いだった算数が、そんなに嫌いでなくなってきました。文章題も少しづつわかるようになってきました。中学生になったら今よりむつかしくなると思うけど、今度は英語も頑張っていきたいです」
 お母さんからもお電話で「K子は変わりました。自分で問題に取り組むようになりました」と言ってくださいました。苦手なことでも本人が諦めずにやっていこうと心を定め、続けることで現実は短期間で変わるのだとK子さんの姿をみて思いました。
 では、K子さんと同じ学年でちょうど1年前に入塾したS子さんにはどのような変化があったでしょうか。(続く)


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新小4~高3 大学受験 国語・算数・数学・英語
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